皆さんこんにちは。

今回のブログでは、E36 M3クーペのサンルーフ修理をご紹介させて頂きます。

このM3はサンルーフを動かした際に「バキッ!!」という異音とともに天井の内張りが引っ込んだまま引っ張り出せなくなってしまったということで入庫されました。

状況としてはサンルーフトリムのスライドピースが破損し、サンルーフフレーム後端よりスライドピースが落ちて天井内張りに潜り込んでしまっている状態です。

こうなるとサンルーフフレームを外さなければ破損したスライドピースを取り出せないため、天井の内張りを外しての作業となりました。

こちらが取り外したサンルーフフレームとサンルーフリッドです。

一緒にサンルーフの開閉を行うギアユニットも取り外しています。

取り外したサンルーフトリムを確認すると、スライドピースが完全に割れてフレームから外れてしまっているのが分かります。

サンルーフの構成部品は樹脂パーツのため経年劣化により割れてしまう事があります。

この部品が壊れてしまうとレールから抜けた状態になる為、サンルーフを動かしたときに引っかかったり、トリムのみ作動しなかったりしてうまくスライドすることができなくなってしまい、場合によっては今回の様な状況になってしまいます。

下の写真のように今回はサンルーフリッドのレバー部の樹脂パーツも劣化が見受けられましたので合わせて交換させて頂きました。

この部品はサンルーフトリムの左右に取り付けられ、レールにはめ込まれているのですが、樹脂パーツの為経年劣化等によって破損する事が多く、サンルーフ自体の開閉がうまくできなくなってしまうため、サンルーフを動かしたときに途中で引っかかり、挟み込み防止機能が効いてしまいます。

この状態のまま無理に動かしているとサンルーフリンク機構まで壊してしまう恐れがあり、サンルーフカートリッジにまでダメージが及ぶと丸ごと交換となり修理代も高額となりますので早期交換修理をお勧めします。

私達は、長く快適なBMWライフを満喫いただくため、トレーニングを受けたメカニックがメンテナンスさせて頂きます。

他店でBMWをご購入された方でも「Tsutae’s Check Up」でBMWの診断をさせて頂きます。

つたえファクトリーでは、法定12ヵ月点検以上にBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容は、「即交換」「早期交換」「予備交換」と3段階に分けた診断書をお渡しし、今後のメンテナンス計画についてコスト面も踏まえながらメンテナンスさせて頂きます。

私達はBMWを身近に感じているパートナーとして、様々なご要望にお応えして参ります。

それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう!!